佐伯ウラオモテアクト

SAIKI URA OMOTE ACT

一般社団法人KIISAについて。

2023年7月12日

今日は海のごちそう地域モデル事業採択事業者である私たち一般社団法人KIISAについてご紹介します。

地域と繋がるきっかけを創出する。

事の発端は、2年前。
当法人共同代表の河野が佐伯市の若手・中堅職員政策として提案したことからKIISAプロジェクトがスタートしました。

提案内容としては、つまらない、何もないとよく言われる佐伯だけど、凄く良い企業だったり面白い活動をしている大人、実はめちゃめちゃ面白い場所など沢山ある佐伯市。
大人のネガティブは学生の意識にもそのまま伝わっていくのではないか。
勿論、都会と比べてないものもあるけど佐伯市にしかないものもある。とはいえ手放しで良いと言えるものばかりでもない。

そういう、いいも悪いもきちんと知った上で地元のことを評価してくれたら。
その知るきっかけとして大人や地域と接する機会を得る空間としてカフェを運営しイベントなどを企画するというもの。

そして、そうした地域や大人との繋がりがいつか学生の選択肢を増やす事に繋がれば彼らにとっても長い目で見れば地域にとっても良い影響を与えることが出来、つまらない、何もないと言われる佐伯が楽しい街になっていくのではないか。

目的を達成するためには行政主導だとなかなか難しいです。
高校生を地域に留めるつもりもないし、努めていい面ばかりを見せるつもりもない。
そのために民間と共同で事業を運営していく、そうしてもう一人の代表富崎が参画しました。

富崎が参画したきっかけや想いはこちら

cafe & comunity KIISA

当法人が運営するカフェが「cafe & comunity KIISA」です。
cafe & comunity KIISAはカフェ機能とコミュニティスペース機能を持つ高校生びいきの場所です。

CAFEだけど、イベントや座談会が開催されるので参加してもいいし企画してもいい、友達と作業したりゲームをみんなでやる日があるなど高校生の居場所になればという思いで運営しています。

もちろん、おしゃべりや勉強など思い思いに過ごすなかで、なんとなく聞こえてくる話や窓の外に見える何か活動などが”知る”きっかけになったらいいなとも思っています。

あくまで知るきっかけとなれば良いなと思っているので、情報の受け取り方や量は一人ひとりの心地よい距離感やタイミング次第なので得られるものは均一にはならないと思っていますし、その知識や情報はすぐに役に立つものだったり気付きを得られるモノではないかもしれません。

それでも、この場で得た情報や大人や地域との関わりは、いつかどこかでふと将来の可能性を広げ、人生の選択の手助けをしてくれると思っています。

そして、KIISAをきっかけにいつでも地域と繋がれるHUBとして、何でも相談出来る窓口として地元を離れても頼れる場所でありたい。

そうやって、かつての高校生が大学生や専門学生、社会人になって「佐伯は楽しかったよー」「佐伯で過ごせてよかった」といつまでも言えたらいいなと思って日々活動しています。

海のことを知ってもらうきっかけに

海のごちそう地域モデル事業に手を挙げようと思ったのも、それが地域を知るきっかけとなると思ったからです。

前の記事でも書きましたが、佐伯という地域にとって海は当たり前であり大切なもの。
生活に密接に関わる地域も多いです。

しかし、意識せずに暮らしていると実は知らないことだらけで、変化がないと思っている海も常に状況は変化していますがなかなかその事には気付き辛いです。
ましてや、佐伯市は九州一面積の広い市なので、”佐伯市”の中には山間部も含まれますので、海が日常でない地域の方々や学生にとっては尚更知らないことだらけだと思います。
でも、山からの恵みは川を下って海に流れ豊かさを支えており、密接に関わっています。

学生が地元を離れても、ずっと佐伯が地元であり続けるように生活や産業を支える海を知ってもらう取り組みは我々が目指すものに繋がると思い地域モデル事業に取り組みたいと思いました。

ただ、僕らは専門知識もなければ海洋問題や漁業などに殆ど無知で経験がありません。
でも、だからこそ思いつくこと、取り組めることがあると思っています。
僕らは僕らの持てる力を全力発揮してこの事業に取り組みたいと考えています。ですので、もしよろしければ佐伯市の皆さんや地域の外から気にして頂いている方々是非応援して頂けたら嬉しいです。